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クロモジの移植


今日は京都大原のお寺様で移植と剪定作業です。

山の中腹の展望台からの景色に差しさわりのあるクロモジの移植と茂りすぎた樫の木の剪定を行いました。

スコップで簡単に掘り上げられれば良いのですが、移植作業は思った以上に大変です。

まずは、スコップ、根切りと呼ばれる鉄の棒(先が鋭く、根っこを切っていく道具です)、つるバチなどで土と根っこを落としていきます。

軽くしたいからと根っこを切りすぎたり、土を削りすぎると樹木が弱ったり枯れたりしてしまいます。

経験から慎重かつ大胆に適切な大きさに削ります。

​今回は山から降ろさねばならず、重機も使えないため、いつもより小さめにしました。




削り終えたら、麻の布とかいなわ(わらの紐)で包みます。




狭い階段道を人力で下ろすので、上の枝をコンパクトにまとめます。

写真ではわかりづらいですが高さ5mもあります。​

​これだけの大きさのクロモジはめったに見かけません。



二人でヒイヒイ言いながら無事に搬出し、新しい場所へ移植成功です。

移植に伴い根っこを切り、水あげが減ってしまうので、負担を減らすために植えの枝もある程度切らなければなりません。


そして、植え込みの際にはたっぷりと水をあげることが重要です。

​無事に新しい場所で根付いてくれるますように。

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